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ハリウッド新作情報「Poseidon」 5/16 New
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オススメ度 :★★★★☆(見応えあり。)
デート映画としては :★★★★★(デート用としてもオススメ。)
ファミリーで観るには:★★☆☆☆(お子さんにはちょっと怖いかも)
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Kurt Russell主演の船舶パニックの決定版(なんやそれ)「Poseidon」を観ました。
豪華クルーズで大晦日を祝うリッチな人々。しかし、人それぞれにドラマあり。
娘のJennifer(Emmy Rossum。The Day After TomorrowやThe Phantom of the Opera でおな
じみ)とその彼氏を連れて乗船していたDylan(Kurt Russell)は娘と彼氏の仲むつまじさに
ヤキモキしながら、大晦日の夜を豪華クルーズの船上パーティで向かえていました。
宴もたけなわではございますが、突然、巨大な波が船に押し寄せ、クルーズは上下がヒックリ
返る形で止まります。
彼らは無事脱出出来るのだろうか?地球に明日はあるのだろうか?(ヤマトじゃないんだから)
というお話で、最後はいろいろあって、さぁ大変という展開になっています。
新しいタイプのパニックモノで、ある意味、沈む直前のタイタニックを彷彿させるシーンが沢
山出てきて、観てる方が息苦しくなりました。後半は、なんつ〜か、全身に力が入りっぱなし
でしたが、これでもか、これでもか、という演出はちょっとやり過ぎ感も。
訳わかんないのは、あの、大きな豪華クルーズをひっくり返らせた巨大な津波が「何だったの
か」の説明が1つも出て来ない事で、あの津波は最後まで謎のままです。それがちょっと不可
解でしたが、それなりに楽しめる1本に仕上がっていると思いました。
彼女に抱きついてもらえると思うので、デートには適した映画かもしれませんが、パニック映
画なので、ちょっとデートには疲れてしまうかもしれません。小さいお子さんには、オススメ
出来ません。船に乗るのが怖くなってしまうと思いますよん。
(なべじゅん@ロサンゼルス)
※この作品は邦題『ポセイドン』、6/3(土)公開です。
ハリウッド新作情報「Mission: Impossible III 」 5/11
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オススメ度 :★★★★☆(見応えあり。)
デート映画としては :★★★★★(デート用としてもオススメ。)
ファミリーで観るには:★★★☆☆(大人向けでしょう。)
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さて、お待たせしました。貴女のトム・クルーズ様が贈る「Mission: Impossible III」がと
うとう全米公開の運びとなりました。シネコンでは、複数スクリーンを使って30分間隔でマシ
ンガン上映を行い、劇場の前では長蛇の列。今週のBox OfficeのNO.1ヒットとなり、既に$48m
illionを稼ぎ出すまずまずのヒットとなりました。
IMFのリーダーEthan Hunt(貴女のトム様♪)は、暗躍する大物ディーラーOwen Davian(Phil
ip Seymour Hoffman)の身柄を拘束し、ボッコボコに。しかし、敵の奪回に会い、
逃がしてしまいます。
Ethanは病院勤めの彼女とラブラブで、結婚するのですが、そこに悪〜〜いオジさんが沢山現
れて、さぁ大変(全然説明になっとらん)というお話です。
で、大!!!!ドン!!デン!!返し!!!が待っています。
アメリカ人の友人は「トム様の為の映画だ。"Mission Impossible"なんだから、もっとチーム
プレイの面白さを出すべきだよ」と言ってました。確かにトム様の演技は上手く、アクション
も光っていましたが、前半は豪快に飛ばし、中盤にやや中弛み、後半はまぁそれなりという感
じでしたが、楽しめる1本に仕上がっています。
デート用にもオススメ。
オフィシャルサイトをチェックすべし。Super Cool!!!
http://www.missionimpossible.com/
(なべじゅん@ロサンゼルス)
ハリウッド新作情報「The Benchwarmers」 4/20
オススメ度 :★★☆☆☆(草野球ファンにはオススメ)
デート映画としては :★★☆☆☆(同上)
ファミリーで観るには:★★☆☆☆(下品なジョークが満載)
コメディ俳優Rob Schneiderの最新作、草野球をテーマにしたおバカ・コメディ映画「The Ben
chwarmers」が、公開後にBoxOfficeの上位に毎週食い込んでいるので、観に行ってみました。
共演は、テレビのシチュエーション・コメディで人気のDavid Spade、Jon Heder。
そして、CBS局の深夜人気トークバラエティLate Late Showのホストで成功を納めていま
したが、「他の事をやりたい」と番組を降りてしまったCraig Kilbornも敵対チームの監督と
して出演しています。
で、肝心の映画ですが。
野球好きで、精神的にも子供のまま成長してしまったような不良オヤジ3人が、草野球チーム
を率いて有名チームに仕立て上げる顛末を描いたコテコテのアメリカン・コメディであります。
僕は基本的に、Rob Schneiderが出ているコメディ作品は結構好きなのですが、この作品はち
ょっとついていくのが大変でした。
まぁ、僕は野球の事が全然わからないので、それもあるのですが、この映画の醍醐味は、野球
&草野球が好きな人なら理解出来るのでしょう。それが、この作品がヒットしている理由だと
思います。アメリカ人が大好きな、下品なジョークも満載ですが、日本人が
見たらちょっと引くんじゃないかな〜。
そもそも、この作品が日本で公開されるのか疑問ですが、草野球好きの諸兄にはオススメ出来
る爆笑映画と言えます。(なべじゅん@ロサンゼルス)
ハリウッド裏話 3/31
ここしばらく、担当しているハリウッド映画の中間締め切りが近く、週7日勤務となり、なか
なか映画をゆっくり見る時間が取れないので、今日はその代わりにエフェクト会社のプロダク
ション裏話を。
今、うちのエフェクト部門では、これ↓が大流行しています。
http://www.ebaumsworld.com/flash/peanutbutter.html
みんな、これを唄いながら仕事をしたり、誰かがPCで大音響で鳴らしてみんなで合唱した
りしてます。
どんな会社やねん。
ピーナッツ・バターのサンドイッチはアメリカの子供達の定番ランチ(日本でいう日の丸弁当
か)で、それが元ネタになってます。アメリカ人は、これを見ると大爆笑します。
さて、今朝は、今担当しているティム・アレンのコメディ映画"Return of Zoom"(全米では夏
休み公開)のチームミーティングがありました。
最近完成したショットや、現在テスト中のショットの試写もありましたが、中には、他のショ
ットで出てくる牛(CG)を、スイミング・プールの中に合成して泳がせたり、訳わかんね〜
社内冗談ショットが含まれていたりして、アメリカ人のノリのよさを感じます。
スーパーバイザーも、「お、これ面白いから、クライアントに見せよう。ユーモアは大切だ
しな〜」とか言ってました。
このようなほのぼのムードの中で、ハリウッド映画のエフェクトは製作されているのです。
おわり♪ (なべじゅん@ロサンゼルス)
オスカーノミネート〜 2/1
◆作品賞
『ブロークバック・マウンテン』
『カポーティ』
『クラッシュ』
『グッドナイト&グッドラック』
『ミュンヘン』
◆監督賞
アン・リー 『ブロークバック・マウンテン』
ベネット・ミラー 『カポーティ』
ポール・ハギス 『クラッシュ』
ジョージ・クルーニー 『グッドナイト&グッドラック』
スティーブン・スピルバーグ 『ミュンヘン』
◆主演男優賞
テレンス・ハワード 『Husle & Flow』
フィリップ・シーモア・ホフマン 『カポーティ』
ヒース・レジャー 『ブロークバック・マウンテン』
ホアキン・フェニックス 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
デヴィッド・ストラザーン 『グッドナイト&グッドラック』
◆主演女優賞
ジュディ・デンチ 『Mrs. Henderson Presents』
フェリシティ・ハフマン 『Transamerica』
キーラ・ナイトレイ 『プライドと偏見』
シャーリーズ・セロン 『スタンドアップ』
リース・ウィザースプーン 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
◆助演男優賞
ジョージ・クルーニー 『シリアナ』
マット・ディロン 『クラッシュ』
ポール・ジアマッティ 『シンデレラマン』
ジェイク・ギレンホール 『ブロークバック・マウンテン』
ウィリアム・ハート 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
◆助演女優賞
エイミー・アダムス 『Junebug』
キャスリン・キーナー 『カポーティ』
フランシス・マクドーマンド 『スタンドアップ』
レイチェル・ワイズ 『The Constant Gardener』
ミシェル・ウィリアムズ 『ブロークバック・マウンテン』
◆脚本賞
『クラッシュ』 ポール・ハギス
『グッドナイト&グッドラック』 ジョージ・クルーニー&グラント・ヘスロフ
『Match Point』 ウディ・アレン
『シリアナ』 スティーヴン・ギャガン
『The Squid and the Whale』 ノア・ボーンバッハ
◆脚色賞
『ブロークバック・マウンテン』 ラリー・マクマートリー&ダイアナ・オサナ
『カポーティ』 ダン・ファターマン
『The Constant Gardener』 ジェフリー・クイン
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』 ジョシュ・オルソン
『ミュンヘン』 トニー・クシュナー&エリック・ロス
なべじゅんの ハリウッド新作情報「The Weather Man」 11/25
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オススメ度: ★★★☆☆
デート映画としては: ★★☆☆☆
ファミリーで観るには: ★★☆☆☆(家族でわざわざ観る部類ではないかも?)
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ニコラス刑事(あ・ほ・か)主演の最新作、「The Weather Man」を観ました。
シカゴのローカルテレビ局のニュースで天気予報を担当するDavid(Nicolas Cage)は、その
ノンキなキャラクターの所為か、街を歩くと心ない人からファースト・フードを投げつけられ
る事が多く、今日もシャイクを肩に掛けられる始末。
奥さんとも離婚が進行する中、子供達との時間など家族ケアにも時間を割きながら、病気の
父親との交流、そしてNYの局から新しい仕事のオファーなど、冬のシカゴを舞台として物語は
淡々と進行していきます。
ノンビリ屋さん風の、Nicolas Cageのカラーが良く出た作品ではありますが、ドラマ部分がも
う少し深かったらもっと良かったと思います。彼の父親を演じるのは名優Michael Caineです
が、相変わらず貫禄の演技をみせてくれます。
冬にみると、季節感があって良い映画だと思います。
特に冬のアメリカ東海岸を旅行したり、長期滞在した経験のある方
には懐かしく感じるかもしれませんね。
・公式サイト(英語): http://www.weathermanmovie.com/
(なべじゅん@ロサンゼルス)
藤井隆のLAライブ 11/25
友人に誘われ、仲間数人でウエスト・ハリウッドのSunset Blvdにあるライブハウス「Roxy」
で行われた、日本のタレント藤井隆のLAライブに行きました。
Roxyと言えばロックの殿堂。すごいとこで やりますね。たしかパフィのLA公演もここだった
ような。僕は、渡米10年なので藤井隆さんの事を全然知らないのですが、面白そうだったので
行ってみました。
藤井隆さんは吉本系だそうですが、なんというか、その辺にいそうな普通の人っぽい雰囲気の
方だと思いました。そういう親しみやすいキャラが人気の秘訣なのかもしれませんね。
僕は職業柄か、ライブ等へ行くと、どうしても主役本人よりも、照明とか、PAとか、ドライア
イスが噴出される場所とか煙の動きとか、ステージ前を動き回るDVカメラの撮り方とか、バッ
クダンサーとか、そでに引っ込むタイミングとか、なぜかそ〜ゆ〜方に目が行ってしまいます。
この日バックダンサーは6人いましたが、中でも「つばさ」という名前の髪の長い女性ダンサ
ーが僕の目をひきました。天性のリズム感というか、カンというか、彼女の動きがこの日のダ
ンサーの中で動きが一番優れていて、良い動きを魅せてくれたと思います。
またどこかで、彼女のダンスを見れると良いなぁと思いました。 おわり♪
(なべじゅん@ロサンゼルス)
業界裏情報「Disappointed」 6/20
この間、ハリウッドの某スタジオの駐車場に止まっている車のバンパーに、「Disneyなんとか」
(英語)と書いたステッカーが貼ってありました。なぜ「ディズニーなんとか」と認識出来た
かと言えば、ステッカーの書体がディズニーの社名と全く同じだったからです。でも、遠くか
ら離れて見たので、何て書いてあるのかちょっと読みずらい。で、近寄ってよく見てみました。
…大爆笑。
「Disneyなんとか」は、なんと「Disappointed」というステッカー。最初の3文字は同じで、
書体がディズニー社と同じにしてあるのですが、その意味が「ガッカリした」だったとは……
ディズニーに対する、強烈な皮肉をアピールするステッカーだったんです。
解雇された元社員達か、それとも…(汗)
マイケル・アイズナーの退陣とか、各地スタジオの閉鎖とか、いろいろ揺れているディズニー
なので、不満を抱えている人も多い事でしょう。いかにもハリウッドらしいジョークですが、
それにしてもブラックですよね〜。(なべじゅん@ロサンゼルス)
『スター・ウォーズ』最終作、ついに公開! 5/23
さて。映画が公開になり、僕もハリウッドのシネラマ・ドームで鑑賞しようと試みたのですが、
インターネットで調べたところ、チケットは公開初日から日曜日の夜の回まで、全部、完全に
SOLD OUT。どひゃあ。こりゃ、シネラマ・ドームでの鑑賞は、は来週まで待たないと、ダメだ。
仕方なく、先日「マスク2」のプレミアが行われたGrove Theatreで鑑賞する事にしました。
でも、ここは僕もお気に入りの映画館なので、全く問題はありませんでしたけど。
○VFX
老舗ILMが総力を挙げて製作しているだけあって、かなり完成度が高いと言えます。PCが高速
化してメモリも膨大になったので、膨大なデータを扱う事が可能になったお陰で、CGによる複
雑な形状の戦艦や戦闘機が沢山登場。モデラの皆さんご苦労さん。
メカニック・ファンの方はニンマリするでしょう。「エピソード4」風のデザインのメカが出
てくるのも、興味深い点であります。
ただ、宇宙でのバトル・シーンは、カメラワークが早すぎて、あれではお客さんがちょっとつ
いてこれないんじゃないか、と思える箇所がいくつかありましたが…全体的に宇宙シーンはカ
メラワークが早く、宇宙空間が持つ広大なスケール感がほんの少しだけ減衰したような気もし
ないでもありませんでした。
CGなので自由にカメラが動かせる一方、僕にはそう思えたのです。その意味では、モーション
・コントロール・カメラでやっていた旧作の方が、動きが(技術的制約で)ゆっくりな分、宇
宙のダイナミックな感じが出ていたようにも思えました。
…まぁ、この辺は個人の好き好きですけどね。
しかしCGは、技術的にも、アート的にも、全般的に前作の上を行く仕上がり。ヨーダが髪をな
でるシーンでは、何気に難易度の高いCGが使われており、感心することしきり。
○演技のテンポ
全体的に演技のテンポが、「やや」ぎこちなく感じたのは僕だけでしょうか。
「映画風」というより、「舞台風」に思えたというか?おそらく、ほぼ全編合成なので、グリ
ーン・スクリーンでの演技がしずらかったのだと思いますが、完成映像と合わせると、やや不
自然に見えるシーンが気になりました。
Natalie Portmanなんかは、演技派で知られている訳ですが、ど〜〜〜も彼女の良い演技が、
合成後の完成画面で通しで観た時にうまくマッチしておらず、観客が失笑している箇所も見受
けられました。Ewan McGregorの演技も、かなり上手いのですが、やはり、ど〜も完成映像の
テンポと合っていないように思えるような箇所がありました。
何もない所(合成用のグリーン・スクリーンだけ)で芝居する訳ですから、演じる側も、演出
する側も、かなり難しいのでしょうね。しかし特記しておきたいのは、やっぱりヨーダ。今回
も素晴らしい演技と、素晴らしいアクションを魅せてくれます。乞うご期待!!!
○脚本
全ての謎が解けて、「エピソード4」へ繋がる重要な最後の作品だけに、脚本はよく練られて
いると思いました。このまま旧作3本を続けて鑑賞したい衝動にかられました(笑)
起承転結の「起」は戦闘シーンで盛り上げていますがややスロー、「承」は少々退屈でした。
しかし「転」と「結」が非常に丁寧に作られていると思いました。
ちなみに、旧作のネタに結びつくようなシーンでは拍手が起きたり、前述のヨーダのあまりの
絶大なパワーに観客が大喜びしたり、と映画館の場内はかなり盛り上がっていました。
また、エンディングの盛り上がりもなかなか。全ての謎が解け、旧作からの往年のファンには
懐かしく、若手の方には新鮮な感動が味わえるでしょう。個人的には、最後はもう一味欲しか
ったような気もしましたが、あれで良かったと言えば、良かったのかもしれません。
○ショッキングな映像も。
終盤はかなりショッキングな展開で、お子様の観客にはちょっと残酷だったかもしれません。
一応アメリカ公開では、この映画にはPG13(13歳以下のお子様には、鑑賞に際して保護者の強
力な指導・アドバイスが必要)の鑑賞レートはついてますが、おそらくは子供の脳裏に焼きつ
いて離れないような、思わず目をそむけたくなる映像が出てきます。でもまぁ、日本の子供達
はそ〜ゆ〜のに慣れてるかもしれませんが…
○総評
しかし、ダース・ベーダーちゃんの波乱万丈の人生を描いた、見応えある人生ドラマに仕上が
っています。これだから、やめられん。僕はもう2回観ましたが、あと2回は観にいくと思い
ます。
お奨めの1本であります。(なべじゅん@ロサンゼルス)
○ポスプロ日記「ニコラス・ケイジの新作のポスト・プロダクションが進行中」 4/14
現在、ウチのポスプロでは、ニコラス・ケイジの新作映画が進行中。
作品名などはここでは敢えて書きませんが"Lord of War"という名前で(←書いとるやんか)
10月頃に全米公開される作品であります。
我々、ポスプロの現場には、音も入っていないし、画面上部には音声を録音するマイクのブー
ムが写っているような「素」の撮影済み映像素材ショットが断片的に渡されるだけなので、ま
だどんなストーリーなのかは全然わかりません。
どうやら、インターポールに追いかけられるディーラーが彼の役どころらしい…
という訳で、ここ3週間は、ニコラス・ケイジの顔を毎日コンピューターの画面で見ながら仕
事してる訳ですが、…正直、見飽きた。
でもたま〜に、お色気ショットが含まれており、そこだけは時間を掛けて
作業するようにしています(あほか)
ハリウッドの仕事とは言え、このように地道な作業が延々と続いて1本の映画が完成するので
ありました。(なべじゅん@ロサンゼルス)
ハリウッド通信番外編「オーシャンズ12」ポストプロダクション珍道中 12/9
先日、仕事がヒマだったので、インターネットで「ビーフシチューの作り方」を調べながら今
日も腹をすかしていたら、他の部署から「ヒマなら手伝ってちょ」と仕事を投げられました。
プロジェクト名を見ると「オーシャンズ12」とある。
お、もうすぐ公開の「オーシャンズ11」の続編じゃん。何を担当するんだろ?
わくわく♪と思っていたら、僕に振られた仕事は「スペイン語版用に英語スーパー・インポー
ズをスペイン語に差し替える」という訳わからん作業でした。
どうやら、メキシコでの上映用らしい…(^o^;)
映画の所どころに「その2日後」とか「その5日後」とか「ローマ」とか、画面に文字が出る
のですが、既に作られている英語版を参考に、合成前の背景にスペイン語のスーパー・インポ
ーズを作って、同じ位置に合成するというもの。
「2a Faltas Dias.」とか何とか、Photoshopを使って指定フォントで打って、それを映画用の
高解像度で合成ソフトを使って合成するんですが、これがなにしろスペイン語。
自分でタイプしてて、スペルが合ってるんだか間違ってるんだか(笑)
スペイン語を話せる他の社員にスペルチェックをしてもらい、6種類のスーパー・インポーズ
を合成して完成。
で、「ビーフシチューの作り方」の続きを調べていたら、今度はポルトガル語版も作ってくれ
という。更に訳わからん。
しかもポルトガル語だと字数が多く、英語版とスペイン語版では問題なかった文字位置をその
まま流用すると、ジョージ・クルーニーの後頭部に文字が被ってしまう。
これだとまずいので、文字を多少小さ目にして調整する事で解決。やれやれ。
こうして、リサーチの末、苦労して完成したビーフシチューだが(あほか)、作業工程は次の
通りであります。
1.牛肉をフライパンで炒める。
2.別の鍋で、野菜をブイヨンの素で煮る。
3.煮詰まってきたら、肉を足す。
4.そこにV8(野菜ジュース)とワインを大量に足す
5.2〜3時間煮る。煮詰まったら水を足す。
6.ワインをあける。
7.我を忘れて、ひたすら食う。
8.バカ美味
9.これだから、やめられん。
あ〜ウマかった。また作ろう。
(なべじゅん@ロサンゼルス)
なべじゅんレポート
Back Number
『スパイキッズ3-D ゲームオーバー』
『Kill Bill: Volume 1』
『ラスト サムライ』アメリカ人にウケた箇所 fromロス
コラム:「時よ時節」
「Kill Bill Vol.2」日米の映画館で受けるポイントの違い
「Kill Bill Vol.1」日米DVDの違い
「トム・ハンクスは語る」〜『ポーラー・エクスプレス』
特別レポート 「華氏911」の製作舞台裏
沙羅美レポート
Back Number
『ミスティック・リバー』
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