
![]()
※あらゆる映画からその暗黒面をずるずると引き出す【邪悪シネマ】!
※落ち込んでいるとき観るとますます落ち込む映画、家族の茶の間の団らんをブチ壊す映画、
恋人と観に行くと後悔必死の映画……映画もいいことばかりじゃないよね!
1800円も出すんだから絶対に失敗したくない、という人はここをチェックしてからどうぞ。
※あらかじめお断りしておきますが、このコーナーは「ネタばれもときにアリ」です。
覚悟のうえお読みください。
『容疑者 室井慎次』 Vol.160 New
●ちょっと話は遡りますが、「真下正義」の犯人は絶対に単独犯ではあり得ませんよね。あれ
だけ広範囲に渡る破壊活動を準備できる機動力と、大量の物資と爆薬を手に入れられる人脈、
それを支えるだけの資金を、たった一人の愉快犯で賄えるとは思えない。絶対、どこかの組織
が何かの目的で仕掛けたに違いない、その真相はきっとこの「室井慎次」で明らかになるんだ。
警視庁の管理官がはめられるぐらいの事件なんだから、よほどの闇組織に間違いあるまい。そ
う胸を躍らせていたのに、劇中の哀川翔のセリフそのまんまに、真相ってそれかよ、と大きく
ズッコケました。ま、地下鉄事件の犯人は、いずれ更なる新作を作って明らかにしてくれるこ
とと信じたところでこの映画、私にはシリーズの根幹を完全に構造改革した問題作に思えてな
りません。所轄と本庁、キャリアとノンキャリの間にそびえる巨大な壁の存在を背景に、東大
出て威張っている官僚同然の指揮官より、現場で地を這う兵隊の方が犯罪捜査には腕が立つ。
それを見せることでウケてきたのがこのシリーズです。しかし今回、新宿北署の刑事は、哀川
翔を含めて全く使えない。何の役にも立たない。何の成果も挙げていない。尋問は下手。聞き
込みはサッパリ。ただ怖い顔してるだけ。結局事件を解決したのは、自分のネットワークとパ
イプをフル稼働させてネタを集めまくった、室井の後輩管理官でした。もちろん東大卒。やっ
ぱり、なんだかんだ言っても、東大出のキャリアにはかなわないんだと。下っ端が何言おうと
ゴマメの歯ぎしりだと。ああ、そういうことですか。ああ、そういうことですか。ここにきて
大きく舵を切った感のある、このスピンオフ企画なのでした。
(上田貴士/中年/マドロス:ランプに赤く染まった部屋の暗がり。雪に滲んで見える松の緑。
『春の雪』は、日本画の絵の具で洋画を描いたような、綺麗な映画でした)
●DVDのお求めはコチラから→容疑者 室井慎次
<<< Back Number >>>
Vol.159 『TAKESHIS'』
Vol.158 『チャーリーとチョコレート工場』
Vol.157 『マダガスカル』
Vol.156 『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
Vol.155 『妖怪大戦争』
Vol.154 『ハービー 機械じかけのキューピッド』
Vol.153 『HINOKIO』
Vol.152 『宇宙戦争』
Vol.151 『イン・ザ・プール』
Vol.150 『四日間の奇蹟』
Vol.149 『キングダム・オブ・ヘブン』
Vol.148 『さよなら、さよならハリウッド』
Vol.147 『ル・ディボース パリに恋して』
Vol.146 『舞台よりすてきな生活』
Vol.145 『サイドウェイ』
Vol.144 『THE JUON 呪怨』
Vol.143 『オペラ座の怪人』
Vol.142 『ベルヴィル・ランデブー』
Vol.141 『五線譜のラブレター DE-LOVELY』
Vol.140 『山猫(イタリア語・完全復元版)』
Vol.139 『インストール』
Vol.138 『珈琲時光〈こーひーじこう〉』
Vol.137 『ターミナル』
Vol.136 『ニュースの天才』
Vol.135 『菊花の香り 世界でいちばん愛されたひと』
Vol.134 『砂と霧の家』
Vol.133 『リヴ・フォーエヴァー』
Vol.132 『モンスター』
Vol.131 『最‘狂’絶叫計画』
Vol.130 『MASK DE 41〈マスク・ド・フォーワン〉』
Vol.129 『ヴィレッジ』
Vol.128 『モナリザ・スマイル』
Vol.127 『誰も知らない』
Vol.126 『スパイダーマン2 』
vol.125 『世界の中心で、愛をさけぶ』
Vol.124 『スパン』
Vol.123 『エージェント・コーディ』
Vol.122 『ロスト・イン・トランスレーション』
Vol.121 『ビッグ・フィッシュ』
Vol.1 〜 10 Vol.11 〜 20 Vol.21 〜 30 Vol.31 〜 40 Vol.41 〜 50
Vol.51 〜 60 Vol.61 〜 70 Vol.71 〜 80 Vol.81 〜 90 Vol.91 〜 100
Vol.101 〜 110 Vol.111 〜 120 Vol.121 〜 130 Vol.131 〜 140 Vol.141 〜 150
Vol.151 〜 159
■あ
『アイリス』
『アイデン&ティティ』
『青の炎』
『阿修羅のごとく』
『アダプテーション』
『アバウト・ア・ボーイ』
『アバウト・シュミット』
『アレックス』
■い
『愛しのローズマリー』
『イノセンス』
『イン・アメリカ
三つの小さな願いごと』
『イン・ザ・ベッドルーム』
■う
『運命の女』
■え
『エニグマ』
『エレファント』
『エンジェル・アイズ』
『エデンより彼方に』
■お
『オー・ド・ヴィ』
■か
『かまち』
■き
『気まぐれな唇』
『キリクと魔女』
『キャッチ・ミー・
イフ・ユー・キャン』
『ギャング・オブ・ニューヨーク』
■く
『くたばれ!ハリウッド』
『暗い日曜日』
『グリッター きらめきの向こうに』
■け
『ゲロッパ!』
■こ
『恋はハッケヨイ!』
『コンフェッション』
『コーリング』
『ゴジラ モスラ キングギドラ
大怪獣総攻撃』
『ゴースト・ワールド』
■さ
『サイン』
『ザ・ウォッチャー』
『ザ・コンテンダー』
『ザ・ダイバー』
■し
『死に花』
『死ぬまでにしたい10のこと』
『至福のとき』
『真珠の耳飾りの少女』
『シャドウ・オブ・バンパイア』
『ジャンダラ』
『ジェイ&サイレント・ボブ
帝国への逆襲』
『ジュラシック・パーク III』
■す
『スター・ウォーズ エピソード2
クローンの攻撃』
『ストーカー』
『スパイ・ゲーム』
■せ
『青春ばかちん料理塾』
『セシル・B
ザ・シネマ・ウォーズ』
『セレンディピティ』
『セッション9』
『千と千尋の神隠し』
■そ
『卒業の朝』
『ソラリス』
『ソードフィッシュ』
■た
『タイタンズを忘れない』
『タイムリミット』
■ち
『小さな中国のお針子』
『蝶の舌』
■つ
■て
『テルミン』
『ティアーズ・オブ・ザ・サン』
■と
『突入せよ!「あさま山荘」事件』
『特攻!BAD BOYS』
『トーク・トゥ・ハー』
『ドリヴン』
■な
『ナショナル・セキュリティ』
『ナンナーク』
■に
『日本の黒い夏 冤罪』
■ぬ
■ね
■の
■は
『裸足の1500マイル』
『ハリー・ポッターと賢者の石』
『ハッシュ!』
『バトル・ロワイアルII
鎮魂歌〈レクイエム〉』
『バニラ・スカイ』
『バーバー吉野』
『パワーパフ ガールズ・ムービー』
『パッション』
■ひ
『ビジターQ』
『ビューティフル・マインド』
『ピアニスト』
『ピーターパン』
■ふ
『ブラックホーク・ダウン』
『ブリジット・ジョーンズの日記』
『ブルース・オールマイティ』
『ブロンドと柩〈ひつぎ〉の謎』
『プロフェシー』
『プール』
■へ
『蛇イチゴ』
『ベティ・サイズモア』
■ほ
『ホーンテッド・マンション』
■ま
『マイ・ビッグ・ファット・
ウェディング』
『マレーナ』
■み
『ミスティック・リバー』
■む
『〈ムーミン パペット・
アニメーション〉』
■め
『めぐりあう時間たち』
■も
『モンスターズ・インク』
『モンテ・クリスト伯』
■や
『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』
■ゆ
『ユリョン』
■よ
■ら
『ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル』
『ラブ・アクチュアリー』
■り
『リリイ・シュシュのすべて』
■る
■れ
『レクイエム・フォー・ドリーム』
■ろ
『ロマンスX』
『ロボコン』
『ロックンロールミシン』
『ロード・キラー』
■わ
『忘れられぬ人々』
『わたしのグランパ』
■アルファベット
『A.I.』
『BULLY〈ブリー〉』
『CANDY』
『es〈エス〉』
『E.T.(20周年アニバーサリー特別版)』
『HERO』
『I am Sam アイ・アム・サム』
『OUT』
『PLANET OF THE APES 猿の惑星』
『WATARIDORI』
■数字
『11'09"01 セプテンバー11』
『28日後...』